「キャンプで使うシュラフが欲しいけど、スペックを見ているとさっぱり!簡単な選び方ってないの!?」と思いませんか?

形や素材の違い、快適使用温度、FPとかスペック見ても正直わからない…。
キャンプで使うシュラフの選び方は、あなたがどのシーズンでどのようなキャンプをしたいかをハッキリさせると簡単に選ぶことができます!!
春・夏・秋の3シーズンのみ楽しみたいのか、冬も含めて通年キャンプしたいのか思い浮かべ、一緒に理解していきましょう♪
選び方を理解しているだけで、そのシュラフのスペックを見ると「なるほどね!」と、あなたに向いているかひと目でわかるのです。
最後には、キャンプで使うシュラフ4選をスペックと一緒に厳選して紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
キャンプで使うシュラフは選び方5つを要チェック

キャンプをはじめようと思い、まず必須になるのは寝袋(シュラフ)ですよね。

値段もピンキリだし、選び方がイマイチわからない…。
キャンプに必要なアイテムの中でも、シュラフは特にピンからキリまである気がします。
あなたのキャンプスタイルに合ったシュラフの選び方をしないと、快適なキャンプ生活を送ることは確実にできません!!
難しそうに思うシュラフの選び方も、見極めるポイント5つをしっかり理解しておくと、あなたにピッタリのシュラフに出会うことができますよ♪
- 封筒型とマミー型の違い
- 中綿に使われている素材
- フィルパワーの数値
- 快適使用温度と限界使用温度
- サイズ(身長)
主に意識しなければならないポイント上記5つを、1つずつどんな場合に向いているか紹介していきたいと思います。
封筒型とマミー型のメリットとデメリット
シュラフの代表的な形として、封筒型とマミー型という種類が存在します。
封筒型は名前の通り、長方形の封筒のような形。
マミー型は、頭まで覆い顔だけ出せるシュラフの形です。
封筒型にもマミー型にもメリットとデメリットがあるため、あなたに合ったスタイルを選ぶ必要があります!
では、封筒型とマミー型それぞれのメリットとデメリットを解説していきますね。
- ゆとりがある
- 掛布団のように使える
- デュオ以上におすすめ
- 冬には向いていない
- 収納サイズが大きい
封筒型シュラフは主に、春・夏・秋など最低気温がせいぜい10度前後までしか下がらないときのキャンプに向いています。
5度以下になるような寒い冬や、登山などでなるべくコンパクトに収納したい場合は向いていないので注意が必要です。
しかし、冬はキャンプせず登山もしない場合は、個人的には封筒型がおすすめです♪
冬キャンプの予定はなく、春・夏・秋の3シーズンで利用するのであれば、使い方の融通が利くのは封筒型だと思います!
では、つぎにマミー型のメリットとデメリットを説明していきますね。
- 暖かい
- 収納サイズがコンパクト
- ソロキャンプにおすすめ
- 圧迫感がある
- 値段が高い
- 暑い日には不向き
マミー型シュラフは、顔以外すべて包み込むことが可能なので暖かく、さらに収納サイズもコンパクトなのが魅力。
しかし、その包み込む特徴が故に圧迫感があり、夏は暑くて使えないといったデメリットもあります。
なので、マミー型は秋から冬にかけてもキャンプをするあなたや、登山もする場合には向いているシュラフと言えます!
なので形の選び方は、キャンプを考えているシーズンや、キャンプ以外に登山でも使うかなど、用途も考える必要があるのです♪
では次に、中綿の種類を見ていきましょう。
中綿の種類で変わる暖かさとお手入れ方法
シュラフを検索していて、次に気になるのは中綿の種類ではありませんか?
中綿に使われている素材は主に、ダウンと化繊(ポリエステル)ですが、暖かさの他にお手入れ方法でも違いがます。
まずは、ダウンと化繊(ポリエステル)の特徴とお手入れの違いを見ていきましょう!
- 保温性が高い
- 軽い
- 収納がコンパクト
- 値段が高い
- 冬キャンプや登山に向いている
- 手洗い・ドライ洗濯やクリーニング推奨
- 弱アルカリ性洗剤はNG
- ダウン用洗剤推奨
ダウンシュラフの魅力は、コンパクトで軽い、なのにとっても暖かいのが特徴です。
なので、5℃以下になる場合の冬キャンプや、持ち運ぶ必要がある登山に向いています!
しかし、良いことばかりではなく値段が高いことや、お手入れが面倒だと感じるところがデメリットです。
もはや値段が高くなるのは機能的に仕方ないことですが、お手入れも苦だと感じなければ最強のシュラフですね♪
次は、化繊(ポリエステル)の特徴とお手入れ方法です。
- 値段が安い
- 値段の割に保温性が高い
- 3シーズンで使いやすい
- 大きいものが多い
- ファミリーキャンプに向いている
- まるごと洗濯OK
化繊シュラフは、値段が安いですが、快適使用温度が5℃~10℃までのものも多く、3シーズンで使いやすいシュラフです。
まるごと洗濯OKなので、お子さんがいるファミリーキャンプには化繊シュラフがおすすめです!
私は5歳からキャンプへ行っていますが、こっそりキャラメルを口に入れたまま寝て、大惨事になったことがあります(笑)
こっそりシュラフの中でジュースを飲んだり、調子に乗って食べ過ぎて戻してしまったり。
大人になってからも、夏の暑い日にシュラフを使うとどうしても寝汗が気になってしまい、まるごと洗濯できる化繊シュラフを愛用しています!
ダウンシュラフに比べて、化繊シュラフは洗濯のハードルが低いことが好きなポイントです♪
ただ、冬キャンプもする予定がある場合は化繊シュラフでは寒いので、他の対策を考える必要があります。
ダウンシュラフか化繊シュラフ、選び方に迷った場合はあなたの用途や、キャンプへ行くシーズンに焦点を当てると決めやすいですよ♪
次は、フィルパワーの数値についてです!
フィルパワーとはダウンの量と暖かさ
ダウンシュラフを調べていると目にする「フィルパワー」ってなに?と疑問に思いますよね。
フィルパワーとは、ダウン1オンス(約30g)あたりの膨らむ高さを、立方インチで表したものです。
ちょっと難しいですが、フィルパワーの数値が大きいほど暖かさが増す高品質ダウンと思っていただいてOKです!
わかりやすく、表にまとめてみましたのでご確認ください♪
FP | |
900以上 | 超高品質ダウン |
800 | 高品質ダウン |
600~700 | スタンダード(登山におすすめ!) |
500以下 | 低品質ダウン |
フィルパワーの数値は、上がるほど軽いのに暖かい高品質になりますが、その分値段も比例して上がるのでコスパは悪くなります。
しかし、登山もしなく、冬にもキャンプしないのにフィルパワーが900以上の高価なシュラフを持っていても宝の持ち腐れですよね。
フィルパワーの選び方も、あなたのキャンプスタイルや用途に合わせる必要があるとわかりました!
フィルパワーも理解したところで、次に快適使用温度と限界使用温度の説明をしていきます♪
快適使用温度と限界使用温度のシーズンごとで解説
シュラフには必ず、快適使用温度と限界使用温度が書かれていて、シュラフの選び方は難しいことだらけですよね(笑)

快適とか限界とか難しいよ~…。
- 快適使用温度・・・快適に眠ることができる温度域
- 限界使用温度・・・シュラフだけでは寒いと感じる温度域
快適使用温度とは、名前の通り快適に眠ることができる温度域です。
限界使用温度は、その温度域でシュラフだけの使用は寒いと感じますが、工夫次第では使用することもできます!
1番の選び方は、シーズンや気温に合わせた快適使用温度のシュラフを選ぶことです。
シーズン | 快適使用温度 |
夏 | -5℃~10℃ |
冬 | -6度以下 |
3シーズン | -5℃~5℃ |
各シーズンでの快適使用温度は、上記の通りです。
私は北海道在住ですが、使い勝手が良い封筒型で化繊の3シーズン用シュラフを愛用しています♪
夏の暑い日には開いて掛布団として使い、限界使用温度を超える秋や冬には電気毛布と併用するので、北海道でも耐えられています!
しかし、さすがに-20℃前後になるときは耐えられないので、3シーズン用シュラフに過度な期待はやめましょう(笑)
最後に、意外と見落としがちなサイズをチェックして選び方は終わりで~す♪
ブランドによっては身長ごとで推奨サイズがある
シュラフには、服と同じようにフリーサイズもあれば、ブランドによってはS・M・Lのようなサイズ展開があり、身長に合わせて選ぶ必要があります!
多くのブランドも、主にサイズは3展開。
名称も、S・M・L以外にショートやウィメンズという表記をしている場合もあるので注意してくださいね。
今回は、一般的なサイズ表記である「ショート」「レギュラー」「ロング」で解説していきます♪
表記 | ショート | レギュラー | ロング |
身長 | ~165cm | ~180cm | ~195cm |
ここで気になるのは、身長180cmの場合はレギュラーを選ぶの?ロングを選べば良いの?というところ。
そこで、もう一度あなたのキャンプスタイルを考えましょう!
- マミー型×冬にもキャンプしたい=ロングサイズ
- 封筒型×3シーズンのみキャンプしたいう=レギュラーサイズ
冬にもキャンプをする予定がある場合は、ロングサイズを選びましょう。
冬は、重ね着が厚くなり、湯たんぽや電気毛布をシュラフ内に入れることも考えるとロングサイズがおすすめです!
封筒型で3シーズンのみ使うのに、大きすぎると体とシュラフの間に隙間ができて機能が最大限発揮できなくなる可能性がでてきます。
なので、3シーズンのみであればジャストサイズでOK!!
シュラフの選び方は、あなたがどのシーズンにキャンプをしたいかなど、キャンプスタイルに合わせて選ぶ必要がありましたね。
では、今までの選び方を踏まえたおすすめのシュラフを紹介していきます♪
キャンプで使うシュラフのおすすめ!シーズン別4選!

ここからは、3シーズン用シュラフのおすすめと、冬用シュラフのおすすめを合わせ4つ紹介していきます。
3シーズン用シュラフのおすすめは、ネイチャーハイクとコールマン、冬用からはナンガとネイチャーハイクのシュラフがおすすめ!
先ほど紹介した5つの選び方も比較していますので、ぜひ参考にしてくださいね♪
【3シーズン】ネイチャーハイクの封筒型ダウン寝袋

型 | 封筒型 |
中綿 | ダウン |
フィルパワー | 800FP |
快適使用温度 | 6℃+11℃ |
限界使用温度 | -8℃ |
サイズ展開 | なし(~190cm) |
重量 | 530g |
実際この値段で中綿の素材がダウン90%で、フィルパワー800ってやばくないですか?(笑)
封筒型なので、夏は広げて掛布団代わりにして使うことができ、冬でも地域的に-8℃にまで下がらない場合は冬にも使えます!!
北海道の冬は-15℃前後なんてザラなので、残念ですが北海道ではさすがに4シーズンは使えなさそうです。
しかし東京都では、今まで1番気温が下がった日でも-9.2℃なので、関東にお住いのあなたは4シーズン使えるうれしいシュラフになります♪
そして、ネイチャーハイクのシュラフはダウンの割合が多く、非常~にコンパクトで530gと超軽量のため登山にもおすすめです。
なにより、ダウン90%でフィルパワー800の高品質ダウンの寝心地をぜひお試しください♪
【3シーズン】コールマンのマルチレイヤースリーピングバッグ

型 | 封筒型 |
中綿 | 化繊(ポリエステル) |
フィルパワー | – |
快適使用温度 | -5℃/0℃~5℃/6℃~12℃ |
限界使用温度 | -11℃ |
サイズ展開 | なし(~200cm) |
重量 | 4.9kg |
アウトドアブランドで有名なコールマンからは、レイヤースタイルのシュラフが販売されていて、とっても優秀!
上記の表で、なぜ快適使用温度が3通りあるかというと、レイヤーの組み合わせ方で快適使用温度が変わるのです♪
さらに、封筒型なので掛布団代わりにも使用OKで、限界使用温度が-11℃なので4シーズンで使える地域もあります。
ただ、重量が4.9kgと重いので、フリーサイトで運ぶ場合や登山に持っていくと負担になることが目に見えています。
フリーサイトでの荷物運びも、できるだけ軽量にしたいところですね!
【冬】ナンガのオーロラライト750DX

型 | マミー型 |
中綿 | ダウン |
フィルパワー | 760FP |
快適使用温度 | -8℃~-16℃ |
限界使用温度 | -22℃ |
サイズ展開 | ショート/レギュラー/ロング |
重量 | 約1.3kg |
ナンガのシュラフは、初心者以外からも憧れるシュラフではないでしょうか。
そんなナンガの魅力は、メイドインジャパンクオリティーで安心安全、羽毛から職人まですべてが最上級であること!
ナンガのシュラフの性能は、正直言うことなしの超高品質です。
ただし、値段が60,000円を超えていて、手を出しにくい価格なのでそこだけがネックとなります。
ナンガのシュラフを持っていれば、場所もシーズンも関係なくアウトドアを楽しみたい、通年キャンプするあなたにおすすめ♪
【冬】ネイチャーハイクのマミー型グースダウン

型 | マミー型 |
中綿 | ダウン |
フィルパワー | 650FP |
快適使用温度 | -4℃~2℃ |
限界使用温度 | -20℃ |
サイズ展開 | なし(~190cm) |
重量 | 0.98kg |
実は、ネイチャーハイクからはマミー型のシュラフも販売されています!
ネイチャーハイクのマミー型も、もちろんダウンが使用されていて限界使用温度が-20℃なのに、それでいて軽いことが魅力♪
国内製造やブランドにこだわらないのであれば、ネイチャーハイクのマミー型シュラフは本当にコスパよく良質な商品と言えます。
軽いので、もちろん登山に持っていくのも可能!
冬含め、通年キャンプをしたい、さらにコスパの良い商品を探しているというあなたは、ネイチャーハイクがおすすめですよ♪
まとめ

- キャンプで使うシュラフの選び方は、あなたのキャンプスタイルに合うように、5つのポイントを重視して選ぶ必要がある
- シュラフの形は、大きく分けて封筒型とマミー型の2種類ある
- 中綿に使われている素材はダウンと化繊で、暖かさの違い以外にもお手入れ方法も異なる
- フィルパワーとは、ダウン1オンス(約30g)あたりの膨らむ高さを、立方インチで表した数値
- シュラフの推奨温度は、快適使用温度と限界使用温度で表されている
- シュラフには服と同じようにサイズ展開がある
- キャンプで使うシュラフのおすすめ4選は、ネイチャーハイク・コールマン・ナンガから販売されている
- ネイチャーハイクの封筒型は、夏は広げて掛布団代わりにして使うことができ、冬でも地域的に-8℃にまで下がらない場合は冬にも使える
- コールマンの封筒型シュラフは、レイヤーになっているのでシーズンに応じて何通りもの使い方ができる
- ナンガのシュラフは、メイドインジャパンクオリティーで安心安全、羽毛から職人まですべてが最上級
- ネイチャーハイクのマミー型は、限界使用温度が-20℃なのに軽く、コスパが良いところが魅力
キャンプで使うシュラフの選び方5つを理解すると、簡単に選ぶことができそうですよね!
どこを重視するかによって、あなたに合った選び方で素敵なシュラフに出会ってくださいね♪
キャンプで大切な睡眠が、良質なものになることを願っています。
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